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ラカン「転移」のセミネール

先週の日曜日はラカン精神分析のワークショップ、昨日は「エクリ」の読書会だった。このところ、学会や研究会が続いていて、正直なところ昨日は出かけるのがしんどかったが、いろいろな議論を聞けたり、昔読んでほとんど忘れかけているフロイトの論文をまた読もうと思うなど、やはり書斎に閉じこもるのと違って、いろいろと刺激になる。

休み時間などでの雑談も情報を仕入れる機会になる。最近、ラカンのセミネール8巻「転移」の邦訳が岩波書店から出版されたという。10月末に出たのは上巻だが、近々、下巻も出版されるらしい。このセミネール8巻は海賊版の英語訳で一部を読んだことはあるが、ぜひ通しで読んでみたいと思っていた。ラカン派の転移概念は、他学派と違うので検討しておく必要がどうしてもある。もちろん、フランス語に堪能なひとには邦訳が出ようと出まいと関係ないのだろうが、私にとっては邦訳が出ることは大助かりである。早速、買ってきて読み始めたところだ。
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