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体力のいるジャズライブ鑑賞

忙しいと言いたくないが、やることが多く目が回りそうな日が続いている。研究会で発表するということもあったが、参加する研究会やセミナーも目白押しだ。近々には、ヨーロッパから分析家が来日し、研究会が開かれることになっている。このブログの記事も今月は書かず仕舞いで月末となったが、今月も明日で終わってしまう。

こんな前置きのようなことを書いているわけだが、今日のテーマのようなものは何も浮かんでいない。今月の記事がゼロになるのはなんとか阻止したいという思いだけが働いているようである。一昨日あった研究会の後の懇親会では、趣味を持っていたほうがいいねという話が出た。例によって、私はジャズの話をした。

と、書いていると救いの神のように連想が浮かんできた。今月は時間がなくあまりジャズのライブに行けなかったが、特筆すべきことがある。東京の吉祥寺にメグというジャズの店がある。1970年に開店した老舗のジャズ喫茶だったのだが、後にライブをやるようになったのである。オーナーはジャズ評論家の寺島靖国さんである。そのジャズファンの間では有名な店が今月、すなわち2018年2月一杯で閉店することになった。吉祥寺は私の家からは遠くて行きにくいので、メグに行くという機会はほとんどなかったのだが、ジャズファンを自称している私としては、ここはなんとしても、遠征をしてメグ体験をしておかねばなるまい、と考えるのは自然なことであった。丁度いい具合に、ジャズ喫茶だったメグが初めて生のライブをした時に出演したシンガーの Maya さんがメグ閉店最後の月に出演するという。Maya さんは、最近はメグに出ていなかったのだが、閉店するということを聞き、直々に寺島オーナーに連絡し出演が決まったのだそうだ。

幸い、自分のスケジュール上、行けそうだ。問題は遠いので早めに帰らなければならないが、これも翌日のスケジュールを考えると、近くに泊まって翌朝そこから仕事に出かければなんとかなりそうだ。ということで、結局、泊りがけでスタートから終演まで聴くこととなった。メグは予約のできない店である。混雑が予想される時には、早く行って並ばなければならないのだ。寒い中を開店前から並び、無事、店内に入ることができた。ところが、ここで問題が生じた。メグは元々、ジャズ喫茶だっただけあり、ライブをやりやすい構造や広さではない。テーブル席には座れず、結局、なんとか通路に臨時でおかれた折り畳み椅子に座ることになった。座ったからこれでほっとするというわけにもいかない。ひとが通路を通るときには、体をくの字に折り曲げ前傾姿勢を取り、ひとが通れるようにしないといけないのである。なんとも、体力のいるジャズ鑑賞である。

そろそろ、ライブの内容に話を展開させないといけないのだが、頭が働かなくなっている上に、明日は早起きしないといけないのだ。どんなライブだったのかは、関心のある方はMaya さんのブログをご覧ください。記事の題名は Meg となっている。おやすみなさい。

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