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雑感

4月も今日で終わり。世の中はゴールデンウィークである。今月半ばには、熊本および大分で大きな地震があった。多くの方が被災し、橋が落ちたり、熊本城の石垣が大きく崩れたり、被害は甚大である。避難している方々の生活ができるだけ早く落ち着くことを願う。そして、日本全国どこでも大地震が起こる可能性はある。私自身も備えを進めていかないといけないと思っている。

今月のブログはこの記事で二つ目である。年頭には月に三つは記事を書こうとちらっと思ったのだが、はっきりした目標にするのはやめたのであった。目標なんてあげると、無理して書くことになる。無理をすればどこかにとばっちりがくる。疲れるだけだし、書くことが重荷になりかねないし、いいことは一つもない。そう思って、目標を掲げるのはやめたのだ。先日、三菱自動車が燃費試験でとんでもないごまかしをしていたことが判明し大問題になっている。会社の体質はもちろん問題だが、数字を重視しすぎるという世の中の風潮にも目を向けるという視点も持った方がよいのではないだろうか。会社を批判することはそれはそれで意味があるが、私たちの文化そのものの性質がどうなっているかということも考える必要がある。そして文化を形成するのはひとりひとりの人間である。儲かればいい、安ければいい、効率重視、短期の成果ばかり追いかける。そこだけ一部取ってみればよいことのように見えても、大きな視点で見ると短所が見えてくる。例えば、大学教育における文系軽視、実学偏重など、その他、社会のいろいろなものを見直す必要があるだろう。

ふと、小学生のときの記憶が思い出された。九州の祖父母の家に泊めてもらっていたときのことだ。何かの拍子に物置に入ったら、白い猫の足が天井からぶら下げて干してあるのに、ぞっとして震え上がった。後になってわかったことだが、なんのことはない。それは、にんにくだったのだ。人間は自分の思考の範囲でしかものごとを考えようとしない。にんにくを食べはしても、そっくりそのままの形を見たことがない私には、猫の足に見えたのだった。


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新年度おめでとう

新年度となった。桜が咲き、入学式があり、職場には新人がやって来る。私自身は入学式は関係ないが、知り合いの子どもが入学したという話は聞く季節である。年度が変わるのは大きな切れ目であるが、新年おめでとう、とは言うのに、新年度おめでとう、とは言わない。なぜなのだろう?理由がどうのこうのというより慣習なのかもしれない。あるいは、新年のお祝いをして、数か月後にまたお祝いというのでは大変だからだろうか?

桜を愛でるというのも、確かに満開の桜はきれいだが、つぼみの時期があるからこそ桜が咲くのではないか?つぼみだって、つぼみの前の段階だって、大事な時期であるに違いない。

花があろうとなかろうと、ひとがその下に集まっても集まらなくても、ほめられてもほめられなくても、ただひたすら一瞬を生きている、その積み重ね。

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