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2020年大晦日

2020年も残り数時間となった。今年は新型コロナウイルスに翻弄された年だった。一時は下火になったが、最近はどんどん感染者が増え、今日の東京の新規感染者は1300人を超えたとのことだ。来年中に終息するとは思えないが、今年よりはよい方向に向かってほしい。

もうすぐテレビでは紅白歌合戦が始まるがあまり見る気にはなれないので、ジャズライブの配信アーカイブの中から何か探して視聴しようかと、今、思っているところだ。ライブが出来なかったり、観客を減らしての開催だったりと店にとっても音楽家にとってもファンにとっても大変な年だったが、配信というものが試みられるようになったことは、画期的なことだろう。また、私の専門である精神医学のある学会も今年は現地に行かず、配信アーカイブで視聴した。もっとも、精神分析のセミナーに自宅でオンラインで参加していたところ、ピンポンとセールスの人が突然やって来て慌てたこともあった。その時は、あらまあビックリと思ったが、今、振り返ればなんともユニークな体験であった。

今まで以上に先を予測するということが大切だ。本当はコロナも寒くなれば勢いが出てくるということが予想されていたので、あらかじめ人の流れを止めるタイミングを考えておくべきだった。人の生もそうである。今、元気であっても、急に病気や事故で亡くなることは誰にでも起こりうる。用心することで死ぬ確率を下げることはできても絶対ではない。そういう意味では、いつ死んでもよいというつもりで充実して生きていくということも大切なことだろう。

どう生きていくのか。今、自らのために世のために何をなすべきか。あまりに考えすぎてそのこと自体がストレスになってもよくないが、ぼちぼちとそういうことも考えて生きていきたいものである。


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