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したいことやらそうなってしまうということやら

ゴールデンウィークに入った。電車に乗ると、意外と人が多いとかあるいは少ないとか、いつもと人の流れが違うのを感じる。私はのんびりしたり、若干の仕事をしたりしているが、今日の午前中は英語で仕事のメールを書いていた。たいして長い文章ではないが、最近あまり書いていないせいか、時間はかかるし骨がおれる。英語力はどんどん落ちるばかりだが、そろそろ盛り返したいものだ。居間のテーブルにはしばらく前から英語で書かれた精神分析の本を数冊置いているが、なかなか読むところまでいかない。まあ、まずは傍に置くようになっただけでもよしとしよう。

何も考えないのでは何も始まらない。まずは、こうしようという意志を持つことが必要だろう。志あるところに道はあるのである。そもそも私が豪州のメルボルンに渡ったのも、海外で精神分析を勉強したり研修したいと思っているうちに、そのタイミングが来たのだった。なんの意志も準備もなく、突然行くことになったわけではない。もっとも、世の中には自分の意志ではなく、突如ある運命が訪れるというようなこともあるだろう。会社の中での転勤だって、自分が希望を出したわけでもないのに、命じられるということはあるだろう。

そう言えば、私も大学の医局に所属している頃は、あちこちの病院を回ったものであった。一応の希望を出してその通りになったこともあれば、予想もせず降ってわいたように話が出てきたこともあった。引っ越しは面倒だったが、いろいろなところに行ったりいろいろな経験をするのは今となってはけっこう楽しい思い出だったような気がする。

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日々

今年は桜の開花が早かった。私の住む地域では3月末に満開となった。もう桜は散っているが、ここにきて冷えるようになってきた。中には風邪をひいている人を見かけることがある。日中は暖かくても日が暮れると温度が下がってくるので気をつけなければならないこの頃だ。

家でやらねばならない宿題的な仕事は遅れており、来月はある研究会で発表する予定なのでその準備もしないといけないが、なかなか進んでいない。まあそういう思うにまかせない状況は珍しくないのだが、なんとなく気が重いのは、先日フランスから来日して研究会で講演をしてくださった分析家が急逝されたと聞いたことも影響しているのかもしれない。その方はオーストリア出身で、フランスに渡りラカンの分析も受けて精神分析家になったという経歴をお持ちだった。お話はとてもインスピレーションを与えてくれるものだったし、アフターの懇親会ではラカンとの分析体験も聞くことができた。お元気で頭脳明晰でそれほど早く亡くなってしまうとは想像もできなかったが、急なご病気で亡くなったとのことだ。

ひとの命は儚い。私もとっくに人生の後半生に入っている、そのことは自分でも認めているが、80、90、100まで生きるという保証はない。1日、1日を大切にして、悔いのない人生を送りたいものだ。

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