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自分で考える

昨夜、夢を見た。大学病院の外来と病棟に関する内容のようだが、あまりストーリー性はない。場面変わって、自分が学会のようなところで発表していて、司会かコメンテーターのような人が出てきて、私の話をおもしろくなかったと言う。

7月7日に名古屋でワークショップがあり、そこで話すことになっているのだが、まだ準備ができていない。そろそろ内容を考えていくモードに切り替わってくれないと困るのだが、無意識ではスタート地点での構えに入った、ということを意味する夢だと解してよいのだろう。内容まで夢に出てくれば、それをどんどんメモして下書きを作ればよいのだから楽だ。現実はそううまくはいかないので、これから考えていかなければならない。

先日、ジャズバーで飛び入りでスタンダードを2曲歌わせてもらった。最近あまり練習していないので、ちゃんと歌詞が出てくるか心配だったが、なんとか無事歌い終わった。ジャズの世界では、よく演奏される歴史のある曲をスタンダードと言う。音楽家が新しく書き下ろしで作った曲をオリジナルと言う。ところで、ラカン派精神分析では、別の意味になるが、スタンダード、すなわち標準化することを嫌う。教条主義やマンネリに陥ることを避けるためであろう。標準がないということは、本質に迫るという努力を必要とすることになるが、偽物が混じる可能性もある。偽物も自らは本物と主張するので、本物と偽物を見分けるのは見るひとの眼力ということになる。では、本物はどうすればいいのだろうか?これはなかなか難しい問題だ。私は本物だと言ってもあまり意味はなさそうだ。こういうことは本や論文には書いていないから自分で考えるしかない。
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