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何気ないこと

今日は日曜日。起きがけにいくつか夢を見た。今の時間になると記憶が薄れてきている。以前よく会っていたが今は会っていない人が出てきて、半分覚醒した状態で、何か連想することはないかと思っていたら、ずっと以前によく会っていた別の人のことが浮かんできたりした。思えば、ずいぶんと多くの人と出会ったものである。友人や仕事の同僚の他に、仕事自体が人と会うことなので、今やトータルで何人くらいの人と会い話をしたのかなど、数えることもできない。

これは誰もが読めるブログなので、それぞれの人のことを書くわけにはいかないが、私の中ではいろいろな記憶や思考が渦巻いている。このこと自体が大事なことなのだろう。夢というところから今日の話が始まったのだが、一応、精神分析を念頭に置いているからそこから今回の連想が始まったのであろう。そして、夢を見たのは、最近の実生活の現状や私の考えていること、さらにはこのところラカンのセミネール11巻を読み直していて、その中にフロイトが引用され夢のことが出てきたということもきっかけになっているのだろう。

分析家として分析主体の話を聞くときも、実は話されていること以上の記憶や連想がバックにたくさんあり、話されたことはその一部だということは頭の片隅に置いておいてよいのだと思う。だからこそ分析主体が分析を進めようとしている限り、何気ない話にもそれなりに意味がある。お父さんがどうのお母さんがどうの、すなわちエディプス葛藤がどうのという話ばかりが、高級な内容だというわけではない。
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