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気分転換か休養か

気分転換も休養もどちらも大事なことである。どんなに勤勉で体力のある人も、休みなく働き続けることは不可能だ。

気分転換というのは、たとえばスポーツをする、映画や美術を見る、音楽を聴く、気心の知れた仲間と飲んだりしてワイワイ過ごす、旅に出る、等々。何か自分の好きなことをやるということが思い浮かぶ。いずれにしても、何らかの活動をするということになるだろう。

休養となると、眠る、あるいは眠らないにしても横になって休むというように、積極的に動くというよりは静かに過ごすというイメージが浮かぶ。ぬるめのお風呂にゆったりつかっているというのも休養のうちの一つかもしれない。

気分転換がよいのか休養がよいのかは、その時の自分の状態によるだろう。疲れ切っている時に、いくらストレスがあったからと言って、動き回ってはますます疲れエネルギーは枯渇してしまう。そういう時はたとえ好きな趣味があっても、休養するべきであろう。逆に、仕事で気疲れしてストレスを感じている時には、ただ横になるよりも、たとえばカラオケに行くとかゴルフに行ってゴルフボールをポカっと打つなど、自分の好きな趣味をやって気分転換する方が気持ちをリフレッシュできるだろう。

どちらを選択するかは大事なことで、よろしくない方をやると、ますます疲れがひどくなってしまう。この程度のことは、わざわざ記事として書くほどのことではないのかもしれないが、わかっているようでいて意外と実行はできないことがある。ということで、自分用のメモも兼ねて書いておくことにしよう。

どうして今日はこういう連想になったかと言うと、私の知っているある老舗のジャズバーが今日で店を閉じることになったのだが、その最終日に店に顔を出さず、こうして私は今、自宅にいてのんびりしたり、アイロンかけなど用事を済ませたり、しばらく書けなかったブログの記事を書いている。行きたいのはやまやまだったが、このところいろいろとスケジュールが立て込み、今日は電車に乗ってまでその店に出かける気力と体力がない。もちろん、最終日なので記念すべき日だし、店主に挨拶もしたいし、行きたいのは山々なのだ。だが、自分の体力や来週のスケジュールを考えると、やはり家にいた方がよいという結論に達したのである。さて、今やっているのは、気分転換なのか休養なのか。はたまた仕事という程のものではないにしても用事なのか。答はそれらのまじりあったものである。

気分転換と休養の選択ということがテーマのようであったが、結局、私はどちらともつかず何とも分類しきれないことをなんとなくやっているのである。そう言えば、精神分析の理論と実践はどちらも重要であるが、一方のみで割り切れるものではない。このほんの数秒の連想も加えれば、勉強もちょっとはしたことになるか?いやはや、人生というものは曖昧なものだ。
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