SSブログ

七夕の日ワークショップ

7月7日(日)に日本ラカン協会の夏のワークショップが名古屋で開催される。この記事のタイトルを七夕の日ワークショップと書いてみたが、七夕に関するものではない。ラカン精神分析に関するワークショップなのである。7月7日となったのはたまたまで、七夕の日にしようと意図したものではない。日本ラカン協会のワークショップは長年、東京で開催されてきたが、昨年の秋に初めて京都で開催された。そして、今回は初めて名古屋で開催されることになる。タイトルは「今日におけるラカン派精神分析実践」で、会場は大橋クリニックとなっている。

そのワークショップの概要が同協会のホームページに公開された。司会の小林芳樹氏の紹介文の後に、第1発表者の白石潔氏による発表要旨、そして続く発表者の私の要旨というほどのものではないが、こういう感じでの話ですよという紹介が掲載されている。私の部分についてのみ、以下に記載しておく。

精神分析という道

私とは何なのか?この問いから始まる人生の旅をひとはいろいろな経路で歩いていく。精神分析をその経路として選ぶ、「精神分析する」とはそういうことである。分析主体が精神分析家のポジションに達し、ある者は精神分析家となるだろう。別の者は他の分野において、精神分析のディスクールを浸透させることになるだろう。いずれにしても彼らは教師ではない。それぞれの人生の旅を教えることは到底不可能なことだ。精神分析の道にもいろいろなものが存在する。外見上は IPA からラカン派に転向したように見える私の経歴も、私が自分の道を進む上で後付けでできたにすぎない。私が語ることをあなたはどのように聞いてくれるのだろうか?




nice!(19) 
共通テーマ:学問