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怪我の功名?

記録的な猛暑が続いたかと思ったら、台風が来たりと厳しい天候が続いている。暑さで熱中症になりかけたとか、体調を崩したという方々も少なくなかった。私もしばらく前、いろいろな仕事や用事が重なり疲労困憊しているうちに注意力低下のためかケガをしてしまうということがあった。ケガが治ってきたかと思ったら、今度は風邪をひいたり暑さで体調が悪くなったりと、しばらくは苦しい日が続いた。

最近は体調もよくなり一息ついたところである。体調不良や病気になって、健康の大切さがわかる。今はこんなことを言っているが、しばらく元気な状態が続くとついそのことを忘れてしまいそうな気もする。たぶん、忘れることを防ぐ必要があると何かしら感じてこんなことを書いているのだろう。

勤勉は美徳だが、度を越せばろくなことはない。そう言えば、医者の長時間労働も最近、トピックの一つになっているようだ。私も昔、1日仕事をしてそのまま夜間当直に入り、当直明けて朝から外来診療。地方のためか朝から待合室は座れなくて立っている人もいるくらいごった返し、「いやあ待つね」と患者さんに言われ、「すみません」と謝り、ようやく15時頃に外来を終えて昼食にありつく。食べ終わったと思ったら、病棟の診療。帰宅途中に車を運転していて、ひどい眠気に危険を感じて、沿道のコンビニの駐車場にお邪魔して仮眠をする。などという記憶が甦る。また、それより後の話になるが、ある医師が車を運転していて崖から転落して亡くなったということを聞いたことも思い出される。その医師は学生のお子さんもいて普段の言動からは自殺するようなことは到底考えられなかったという。居眠りによる事故ではないのかという噂も立ったのであった。

先日の私のケガは命には別条ないし、後遺症が残るようなものではなかった。だがあたりどころが幸いよかったとも言える。見た目は前述のような無理はしていないようでも、今の私の年齢を考えれば、疲れやストレスがたまらないように日ごろから用心しておくことは不可欠だろう。

なんと言っても健康第一。わかっていてもつい油断するので、余裕があるうちにこういうことを考えておくことが大切なのだと思う。「怪我の功名」とはよく言ったものだが、どうもこの文脈には当てはまらない気がする。というのが今日のオチで、おやすみなさいです。
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