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一の月

2019年となったが、1月も早や下旬である。新年に相応しい嬉しいニュースとしては、1月26日のテニスの全豪オープン女子シングルス決勝で、大坂なおみ選手が優勝したことだろう。この結果、世界ランキングで1位になることが確定したという。夢のような話だ。しかも、私にとっては縁のあるメルボルンでの出来事なので感慨深いものがある。

そこから振り返って連想していくと、年末にはメルボルンからオーストラリア人の友人が来日して、会おうということになり、私の知っているジャズクラブにお連れした。久しぶりの再会だがお元気な様子でなによりだった。彼もジャズ好きでライブを楽しんでくれたようだ。

今年の抱負か標語のようなものを考えようと思ったのだが、あまり構えず地道にやっていくことにした。最初は、「利他」ということを考えたのだが、自分に利他というほどのことはできそうにない。口先だけで実行が伴わないのでは、標語など掲げない方がよい。

先日、旧い友人に会った。彼は命にもかかわるかというほどの大怪我をしたのだが、リハビリに励み今では車椅子で外出できるようになった。これからは歩けるようにさらにリハビリに励むのだそうだ。命をつないだのも驚異的な回復を見せたのも精神力と努力の賜物である。動機としては、自分のためにやったことなのだろうが、不撓不屈の精神は他者のこころを打つ。私も年だとか衰えてきたなどとは言っていられないと向上心が刺激される。自分のためにということが、一方で他人のためになることがある。逆に、人のためにやっているようでいて、実は自分のためにもなるということもあるだろう。ひとのためにと自分のために、これら一見べクトルの違うものが一つになりコインの裏表のようになることが理想なのではないか。そういう意味で、利他と敢えて言うのは構えているというか、大げさな気がする。

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