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読書の秋

10月に入り、秋も深まってきた。本来なら今月、日本精神分析学会の大会が福岡で開催される予定だったが、コロナ禍のため中止になってしまったのは残念だ。

学会がない分、読書から刺激を受けようという思いもあり、少しずつ精神分析の文献を読んでいるが、最近、日本ラカン協会の機関誌「I.R.S.ージャック・ラカン研究」第19号「特集:フロイディズム再考/再興」が届いた。この論集には私の論文も掲載されている。論文と言っても、昨年2019年7月に名古屋での同協会ワークショップで話したことの大筋を掲載したものである。今回の論集、なかなか面白そうな論文が揃っているので、読んでいきたい。ざっと見渡したところでは、学術論文の体裁であっても背景に臨床的感覚が感じられるような気がする。もちろん、私としてはよい流れだと思っている。今後も学術的な面と臨床的な面のバランスがうまく取れた活動を継続してもらえればと思う。
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