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精神医学の学会で神戸へ

今日から7月。今日は日差しが強い。風のおかげで涼感があり過ごしやすい。梅雨は6月末に開けたとのことだ。

先日、神戸で日本精神神経学会の学術総会が開催され出席してきた。幅広い分野に渡っての発表やシンポジウム、ワークショップがあった。いろいろと刺激になったが、印象に残ったものとしては、性同一性障害/性別違和に関するシンポジウムがある。内容はプライバシーの問題もあるので控えるが、会場の入り口に数種類のチラシ、パンフレットが置いてあったのでもらってきた。

そのパンフレットの一つに、『学校の中の「性別違和感」を持つ子ども』のタイトルでサブタイトルが「性同一性障害の生徒に向き合う」というものがあった。作成者は岡山大学の中塚幹也氏で、科研費の予算で作られたものらしい。確かに小学校や中学校での対応は重要な問題だと思う。生徒自身が自分の悩みについてよく認識できていないことは多いだろう。学校の先生や親がこういう悩みを持つ子どもがいることを知っておくことが必要と思われる。

パンフレットの1ページ目に性同一性障害の簡潔な説明が載っているので、以下にそれを引用しておく。

性同一性障害 (Gender Identity Disorder: GID) とは、「からだの性」と「こころの性」とが一致しない状態で、自分の身体の性を強く嫌い、その反対の性に強く惹かれた心理状態が続きます。身体の性は男性、心の性は女性である male to female (MTF) と、身体の性は女性、心の性は男性である female to male (FTM) とに分かれます。
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